「GoToトラベル」の代替として、政府は「県民割」キャンペーンの延長・拡大を明らかにした。その内容と観光関係者からの期待と不安が・・
引用：読売新聞2022年6月17日
県民割が７月から全国に拡大
「県民割」は、観光需要を喚起する目的で、各都道府県単位で実施し、政府が財政支援を行っている。現在政府は、県民割を行う都道府県に対して、旅行者一人１泊につき旅行代金の５０％（上限５０００円）と地域共通クーポン（上限２０００円）を付与する支援を行っている。
今回、この支援対象を全国に拡大する方針を明らかにした。現行の県民割の枠組みを延長する。
対 象 地域ブロック内の旅行宿泊に限定していたが、「全国」の旅行・宿泊へ
割 引 率 一律４０％
割引上限額 公共交通機関を利用した旅行商品の場合・８０００円 その他の旅行・宿泊は５０００円
地域共通クーポン券 平日３０００円 休日１０００円
期 間 ８月末まで（ただし、お盆期間は対象外とする）
利用条件 ３回のワクチン接種又は陰性証明の利用時での提示
期待と不安
あくまでも感染拡大が現在のような落ち着いて状況であれば、業界にとってとてもありがたいことではある。 が、海外からの入国も緩和され、今後多くの外国人観光客の来日が予想される中で、マスクの着用、非着用をめぐって何らかのトラブルも発生するだろう。
なによりも、８月までは観光客が多くなることは良いことであるが、問題は９月以降どうなるか。
何度も旅行に行ける人は限られており、その後に反動で落ち込むのではないか。
「一時的に売り上げが上がっても、その翌月に支払いが増え、売り上げは落ちたりしたら、仕入れ等の支払いに現金がショートすることは明らか」「とても複雑」と業界関係者は述べている。
引用：読売新聞2022年6月17日
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