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聖地巡礼か、それとも罠か?頭文字Dの赤城道路で高橋兄弟の走りを追体験するために、あなたはその代償を払えるか?

旅と観光情報

頭文字Dに出てくる高橋涼介・圭介兄弟のホームコースである赤城山へ登る道について解説しよう。

 

 


昔は、赤城南面有料道路だった

 前橋市の大鳥居を過ぎ、馬事公苑の信号を更に直進、赤城国際カントリークラブの分かれ道にかつて料金所があった。乗用車が確か1,000円くらいだったであろうか。赤城南面有料道路といい、頂上の赤城大沼から沼田市利根町へ抜ける道路は赤城北面有料道路といった。

 頂上の大沼湖畔にはドライブインが数軒ある。「レイクセンター赤城」にはよく寄ったものだ。うどん定食や山菜そばがおいしかった。

 


今は走り屋防止のために凸凹あり

 頭文字D・高橋兄弟が作ったチームは「赤城レッドサンズ」を名乗り、この赤城南面道路を本拠地としていた。前述の通り南面道路は作りが古いせいで、日光いろは坂級の急カーブが多数あり、見通しもよくない。近年ではこういった走り屋対策なのか、道路上に凹凸を付けた箇所がいくつも作られ、かえってこれが原因で事故ってしまうのではないかと心配する。


 

赤城北面有料道路と言っていた・・

 南面道路は古くからあった道路であるが、北面道路は昭和60年ころの開通で、R=30とか40でカーブも大きく、南面道路と比較するとだいぶ走りやすい。途中にはヒカリゴケ群生地があり、駐車スペースも用意されていた。途中直線部分もあり、高速での走り屋にはこちら北面の方が適しているのではないだろうか。

 道路の最期には料金所があった。道路から出る時にはそのままスルーでよかった。両端の料金所に入るときに一度料金を支払う方式だった。地元民だった私は、北面道路入り口でたまに「無料」にしてもらったことがある。収受員さんが「通っていいよ!」みたいに顔パスだった。時効なのでご勘弁を。


現在は無料で通行可能

 数年前から全線料金所が廃止され、無料化された。収受員の人件費の方が高くつくのだろう。旧料金所跡から向こうの旧料金所跡地まで、混雑してなければ約30分である。特に飛ばしているわけではない。

 5月の新緑シーズンから11月紅葉まで、のんびりゆっくりドライブを楽しむには最高のコースである。

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