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GoToトラベルの上手な利用方法 その制度の問題点

コロナウイルスによって疲弊した観光業界を支援するGoToトラベル事業が始まって3か月。お得で上手な利活用法をお伝えしよう。

(※会計ソフトfreeeの確定申告向け訴求がランディングページ)




OTA(オンラインツアーエージェント)いわゆる、じゃらんや楽天トラベル、Yahooトラベルなどは、旅館やホテルの宿泊予約をするとその画面上から総額の35%の値引き(補助)が受けられる。また、旅館等で独自の予約画面がある場合、StayNaviでGoToクーポンをゲットすることで値引きが受けられる。

しかしこれはHPや直接の電話等で予約を取った後で予約番号等を入力してクーポンを得る必要がある。もし予約者自身ができない場合は、宿側で代行入力してくれるサービスをしてくれる場合もある。

さらに10月1日からは、地域共通クーポンという旅行総額の15%分を紙のクーポン券(またはスマホ上の電子クーポン)を得ることができ、そのクーポン券で、宿泊先での追加飲食やお土産代の支払いに充てることができる。ただし1000円券でおつりは出ないので、少しオーバー気味に買い物をして現金をちょっとだけ追加する支払がお得であろう。

このクーポン券、弱点と言えば、使用期間がチェックインの午後3時からチェックアウトの日までと、とても短いこと。使用可能エリアも、クーポン発行都道府県+その隣接都府県となっている。なので、チェックアウト時の施設での支払いもしくは高速道路や帰りの駅に行くまでのどこかで使用しないと、その後は使えるところが極端になくなってしまう。

このクーポン券の目的が、地域に金を落とすためだそうだから、当然と言えば当然ではある。しかし、このクーポンを使える店舗が今一つ増えていない。聞くところによると、加盟手続きが面倒くさい、ITを使う申請などできない、そもそもなんだかわかっていない等多様ではあるが、そういった問題点も抱えている。短い期間でまずスタート最優先で始まった事業であるから、こういった制度の欠点は隠し切れない。
2020/10/10 T.H

投稿日: 2020年10月11日2020年10月11日

GoToトラベル 宿泊割引 昨晩未明の突然の変更 現場が動揺

10月9日夕刻、大手OTA「じゃらん」からGoToトラベル事業参画の各宿泊施設へFAXが届く。
GoToトラベルの宿泊割引(最大35%1名1泊上限14000円)を10月10日(土)2:00以降 3500円に変更します。

これを知った旅行者は驚いたことだろう。あと数時間後に迫った締め切り時間に間に合わせないと、割引金額が大幅に削られる。駆け込みに走った旅行希望者が殺到し、じゃらんの一部ページは「つながりにくい状態」に。

この情報は宿泊施設であるホテル・旅館経営者たちに広がり、情報が錯綜。どういうこと?事業開始の条件として、旅行費用の35%、上限14000円としていたのに勝手に変更ってできるのか?

その後、楽天トラベルは上限金に変更はなかったものの、一人1回のみの利用に制限するという変更通知。Yahooトラベルはじゃらん同様に上限金額を3500円に変更。

表向きの理由説明では、「より多くの方々にこのキャンペーンを利用していただくため」とのことだが、おそらくはこれらOTAに集中しすぎて、他のOTAからやっかみが入ったのではないか?このGoToトラベル事業の全体の予算からはまだ半分も消化していないとの情報もあり、すべてのOTAが追随するのではないかと宿泊業界関係者は心配する。とはいえ、宿泊料金を主に10000円以下に設定している施設関係者からは、むしろ歓迎の意見も出ている。上限14000円をフルに生かすには宿泊料40000円という超高級旅館ホテルでの宿泊となる。40000円とはいかないまでも、通常よりも高額の料金設定の客室から売れていくというのが今の状況である。高額料金設定の施設に予約が集中し、二極化が起こっているという指摘もある。

この上限額引き下げの変更で二極化解消の方向に動くのか?



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