令和４年（2022）4月13日 懸案であった、「台湾紅茶の父・新井耕吉郎」胸像の移転および除幕式を行うことができました。その主催者挨拶全文を記録として残し、また参考にしていただけますよう祈念しここに掲載いたします。（一部編集）
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序文
本日は、沼田市長様・市議会議長様はじめとする市当局の皆様、国土交通省関東地方整備局利根川ダム統管所長様はじめとする園原ダム関係の皆様、沼田高等学校同窓会長様はじめとする沼田高校同窓会OBの皆様、群馬県台湾総会会長様はじめとする県内外の台湾ご出身の皆様、県及び市内の商工観光関連の代表者の方々、そして地元園原区長はじめ御本家新井家および直系でございます桜井家の皆様 多数おそろいのうえで、新井耕吉郎氏胸像移転・除幕式が挙行できますことを心より感謝申し上げます。
新井耕吉郎さまの経歴および移転前の胸像の製作過程・設置に至る経過については、お手元お配りいたしました資料、本日おいでいただいております 群馬地域学研究所代表理事のお許しをいただき その著書よりコピーさせていただきました。そちらにとても詳しく書かれておりますので、ぜひご参照ください。
経緯
続きまして、本日除幕式を迎えるにあたり、その経緯についてお話させていただきます。
台湾魚池郷 日月潭地区との交流は２０１５年に老神温泉観光協会として現地を訪問し、それ以降沼田市長を先頭に訪問団を組み、また台湾現地からも数回沼田市訪問が実現されており、コロナ禍で現在ストップしておりますが、良好な関係を継続しております。
更に、群馬県立沼田高等学校の修学旅行先もこういったご縁で、大先輩の偉業を訪ねるという目的で台中市や日月潭地区への渡航が決定しておりました。残念ながら延期となってしまいましたが、近く実施されるのではと思っております。
その中で、以前の胸像設置場所はすぐ前の道路が狭隘で、多数が大型車両で見学に来られた場合は少々遠くから歩いて行っていただかなければなりませんでした。また諸事情により桜井家様墓所内に設置されていたわけでありますが、宗教上等の理由から他人様の墓所へ入ることを躊躇される方々もおられました。胸を張って紹介し、見学いただくべきこれらの施設が、そういった理由で避けられているのであれば、もっと多くの方々が気軽に見学できる場所へ移動したほうが良いのではないだろうか、そういった声を多くの方々からお聞きするに至りました。
大きく動き出す移転計画
そのような中、国有地であり、沼田市が管理するこの場所が移転先候補としてあがりました。地元薗原区長、桜井家様も交え、協議をいたしました。その結果として、
- 桜井家より沼田市へ、胸像・記念碑一式を無償で寄贈すること
- 移転後の維持管理については、地元薗原区とNPO法人および老神温泉観光協会とが協力して行うこと
- 今回の移設工事費用については 全額桜井家様が負担すること
ということで関係者が合意いたしました。特に移設費用の桜井家様全額ご負担については、桜井家様からのお申し出であり、この場をお借りして心より感謝申し上げる次第であります。
新井耕吉郎 胸像・記念碑（群馬県沼田市利根町園原）
今後の計画（顕彰会の設立）
このように、多くに皆様の深い深いご理解と温かいご協力をいただき、胸像および記念碑の移設計画が相整い、有限会社鈴木石材さまの的確な施工により本日無事に除幕式の日を迎えることができました。
今後は、後でご説明申し上げますが、「新井耕吉郎顕彰会」を設立し、新井耕吉郎氏の偉業を後世に伝え、さらには台湾との交流事業、台湾紅茶を使ったおもてなし事業など、幅広く活用させていただき、沼田市・薗原地区そして老神温泉などへの経済波及効果も期待するところでございます。
台湾からのビデオメッセージ
最後に、来賓ご挨拶に、台湾からのお祝いビデオメッセージをいただいておりますが、その制作にあたり、台湾台中市政府 観光旅遊局 観光管理課 課長が長い時間をかけてご尽力いただき、作成くださいました。本日の除幕式に花を添えていただきますこと、この場をお借りしてご報告と御礼を申し上げます。
本日記念品として新井耕吉郎さんがその生涯をかけて研究開発した台茶18号を日月潭より取りよせ、皆さんにお持ち帰りいただきます。ご賞味いただければ幸いです。
以上主催者からのご挨拶とさせていただきます。
本日は誠にありがとうございました。
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価格:5,500円 |
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