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令和4年老神温泉赤城神社例大祭(老神温泉大蛇まつり)における観光協会主催者挨拶

令和4年5月14日 老神温泉赤城神社例大祭において主催者として観光協会長があいさついたしました。その全文を掲載します。


前文

 昨日来の雨も上がり、大楊山の緑も目にまぶしい季節となりました。

 令和4年老神温泉赤城神社例大祭 大蛇まつりの行うにあたり、 後ほどご紹介やご挨拶を頂戴するわけでございますが、新沼田市長・星野稔様 市議会議長・久保健二様はじめとする常日頃よりお世話になっております行政・商工観光関係団体の皆様、また、群馬県神社庁様からも本日は特別にご参加いただいております。

 まだまだコロナ禍ということで何かと心配な状況が多い中ではございますが、多くのご来賓のご来駕を賜り、厚く御礼申し上げます。

 

本年の大蛇みこし渡御は中止

 さて、本年のこの赤城神社例大祭・大蛇まつりでありますが、大蛇神輿の渡御は中止といたしました。

 感染者がだいぶ少なくなってきてはおりますが、最近になって下げ止まり感があること、また大蛇みこしの特性柄、密着・密接と言った3密に該当することを避けるのが困難であること、そしてなによりも担ぎ手の安全の担保が確保できないこと、これらが理由であります。3年連続の中止であります。このようなことは長い老神温泉の歴史始まって以来のことであり、残念なことではありますが、日本中いや世界中がこのような状況であり、私たちだけが被っている不幸ではありません。こういったピンチの中に様々な補助・助成の手が差し伸べられています。

 

各方面からの補助・支援

 沼田市からは、「感染症対策事業継続支援金」の交付や宿泊者に対してTengooポイントの付与、また群馬県からは「群馬県宿泊施設感染防止対策等支援補助金」や、国からは「事業復活支援金」など、心折れそうになる旅館経営者にとってありがたい支援金の交付をいただきました。地域内飲食店に対しても「営業時間短縮要請協力金」等の交付をいただきました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

 また現在でありますが、国の施策でありますが、「地域一体となった観光地の再生・観光サービスの高付加価値化事業」に取り組んでおり、老神温泉内の複数の事業者が協力し合って再生や付加価値化に取り組んでおります。国が上限2分の一、1億円まで交付し、廃屋の撤去や魅力アップのための施設改築工事に利用することが可能とされます。これには市や金融機関などの協力も不可欠であり、財政状況が厳しい中にあることは承知のうえであえて新沼田市長様にもこの場をお借りしてご支援をお願いする次第であります。

 

現在抱える問題点

現在抱える問題点 経営者の高齢化と後継者不足、施設の老朽化、温泉の湯量減少問題、そしてここへきて長引くコロナ禍に伴う来訪観光客の減少、様々な規制の強化など、経営を維持存続させていくことはいばらの道であります。しかし、みんなで力を合わせ支え合いながら元気で頑張っている老神温泉をどうか見捨てないでください。今後ともご指導よろしくお願いいたします。

 

結びに

 なお、本日この後、各旅館の温泉浴場の安全祈願をする「御神湯守の儀(おんゆもりのぎ)」を古式に則り執り行います。また午後3時より、弓馬術礼法小笠原流同門会の皆様による「三々九手挟み式」を行います。これは、日光二荒山神社で毎年1月4日に当地赤城山方面に向かって弓を射る行事を行っているわけですが、それに対抗してこちらでも行うようになったものであります。是非ご覧になっていってください。

 最後に本日ご臨席の皆様方のますますのご健勝とご多幸をお祈りし、主催者挨拶とさせていただきます。

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