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その昔、赤城山の神と日光男体山(二荒山)の神とが今の戦場ヶ原で領地争いをしました。お互いに蛇と百足(ムカデ)とに化けて激しく戦いましたが、蛇になった赤城の神は矢傷を負ってしまいました。
傷を負った赤城の神は、老神の地まで戻り、矢を抜き、地面に刺しました。すると温泉が湧いたのです。 湧き出た温泉に浸かった蛇はみるみる傷が治癒。すぐに元気を取り戻し、見事ムカデを追いやりました。
男体山(二荒山)の神を追い払ったことから、その温泉は「追い神」と呼ばれるようになりました。
それが今の老神温泉の名の由来と伝えられており、傷に効果があるとされる由縁です。
老神温泉の開祖たる蛇は、赤城の人々にとって「守り神」として信仰されており、蛇への感謝の気持ちを込めて例年「大蛇まつり」が開催されています。
「大蛇まつり」は、「守り神」への感謝の気持ちを込めて毎年5月の第2金曜日・第2土曜日に開催される例祭で、赤城の神たる大蛇を御輿に仕立てて温泉街を練り歩く勇壮な祭りです。
昼はかわいい子供蛇みこし、夜は大蛇をかつぐか若衆みこしが出て温泉街が活気にあふれます。
また、大蛇まつり開催の当日には、老神温泉をお授けになられた赤城の神様への感謝と、温泉を訪れる人々の無事故、幸せを願って、温泉街の赤城神社でご祈祷をうけた御神湯(ごしんとう)を各旅館の湯船に注ぐという儀式「御神湯守の儀(おんゆもりのぎ)」が催されます。
老神温泉の中心部、大蛇まつりの出発点でもある赤城神社は、山岳信仰を起源に赤城山の神を祀り、古来より人々の「守護神」として信仰されています。また、赤城神社の境内には薬師堂があり、湯禅薬師さまが祀られています。老神を訪れたら薬師さまを詣で、傷の治癒、美肌、病気平癒、安産、子授け等を願いましょう。
老神の泉質は、肌に優しく「美人の湯」とされるとともに「皮膚炎症」、「傷の治癒」に効くとされています。自慢の泉質に加え、御神湯を授かったお湯をゆっくり楽しみ、ますます元気に、そして美しくなりましょう。
なお、蛇は、元来金運にご利益があるとされていることも嬉しい話です。
■老神温泉の効能・・・自慢の泉質(美肌、傷の治癒)
■老神温泉の伝説・・・守護神、傷の治癒、病気平癒、安産、子授け、金運上昇
参照 老神温泉公式ページ http://www.oigami.net/
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